電磁波の問題が浮かび上がってくる主な背景
電磁波の問題が浮かび上がってくる背景に、日本は電圧が低い国(海外の主流は240V、日本は100V)という特殊事情があります。
日本では、電圧が低い分、電流を多く流す必要があるため、電流から生じる「磁場」が強い傾向にあります。
また、100Vにはアースが義務付けられていないため、電圧から生じる「電場」もまた強く出てしまうのです。
それが日本の住宅と家電製品から出る電磁波(「電場」と「磁場」)の問題の根本的な原因となっています。
この半世紀で電気の使用量は6倍に増えました。
屋内配線の長さは6倍、コンセントの数は3倍になり、電磁波(「電場」と「磁場」)もその分大きくなっているのです。
もうひとつの背景
そもそも日本の住宅は、木造、鉄骨、RCなど様々な建築様式の建物が存在しています。
注目すべきは、木造の住宅に限ってだけ、家の中から電磁波が出ているという現状が明らかになっていることです。
鉄骨やRCは、部材(鉄骨、鉄筋)がアースとして働き、電磁波は流れていきますが、木造にはそのような働きがないためです。
木造住宅には健康的なイメージがありますが、電磁波が一番強く出ている住宅だということはあまり知られていない事実です。
生活様式による影響も
日本は靴を脱いで暮らす生活様式の国です。
そして、無防備な状態でからだが直接触れ続ける家電製品(パソコン、ゲーム機、ホットカーペット、電気毛布、こたつ…)が普及しています。
それにも関わらず、家の中のコンセントはアース端子の付いていない二口タイプが標準のため、アースを取りたくても取れないのが現状なのです。
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